足元を見つめ、
森から創る未来に思いを込めて
醸造家・北原亮庫は、なぜ森ノ醸造所をつくったのか。山梨県で代々続く酒蔵「山梨銘醸」の次男として生まれ、醸造責任者として酒造りを統括していたが、40代になって一転、新しいステージへと歩みを進めた。人生の転換点に至るストーリーを紐解く。
300年先の未来へ向かって
いまスタートラインに立つ
醸造所を建てるには、森を切り拓かなければならない。だが、できるだけ環境に負荷をかけない方法はないのだろうか。北原は森林のプロフェッショナルである陣内雄と出会い、自然と調和する建設の在り方を探っていった。この対談では、そのプロセスを振り返り、互いが抱く森への想いを語り合う。
米そのものの味を
感じられる酒造りへ
自然環境と共存する酒造りを目指す森ノ醸造所は、森を育むと同時に、地元の米づくりと深く結びついた取り組みを進めている。「Sparkling Sake」の原料となるのは“らんこし米ななつぼし”。蘭越でいち早く有機栽培に挑戦した生産者・斉藤貴志との出会いが、理想とする酒造りへの道を開いた。
森にあるものを生かし、
また森へと返したい
この町で暮らす人との協働によって、森ノ醸造所の姿は徐々に形づくられていった。独自の道を歩みながらも、自然に寄り添い、この土地の恵みを大切に生かしていきたいという思想がつながっている。そうした一人が、雪蟲WØRKSの井上祐貴。なぜ蘭越の素材にこだわったものづくりをするのか。井上と北原の思いに迫る。